伊賀土鍋はお粥で「目止め」を。

土鍋の目止めはどうして必要?

土鍋の表面には細かい気孔が空いているので、
使う前に目止めをして、水漏れや汚れの入り込みを防いでください。
具体的にはお粥を炊いて、でんぷん質で気孔を防ぎます。
特に伊賀土鍋は粗土をつかっているため、
お米のとぎ汁ではなくしっかり防げる「お粥」で目止めをお願いします。

目止めの仕方

①土鍋を水洗いし、底面を上にして自然乾燥させます。
※洗った後は水分をすぐに吹きとること。濡れたまま加熱するとひび割れの原因になるのでご注意を。

②土鍋に8分目ほどの水と飯碗1杯程度のご飯(炊いたもの)を入れます。

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③ざっと混ぜてご飯をほぐし、吹きこぼれのないよう弱火でゆっくりと炊き込みます。

④お粥が炊き上がったら火を止め、1時間以上かけて土鍋を十分に冷まします。

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⑤土鍋が完全に冷めたらお粥を取り除き、水洗いしてください。
※お粥は食べられます。

目止めは、最初の一度だけで大丈夫。
丁寧にやっておくと、永く安心してお使いいただけますよ!

※空焚きできる土鍋など、種類によっては目止めが必要ないものもありますので、
実際には同梱の説明書をご覧ください。
※撮影に使ったみそ汁鍋は、本来は目止めは必要ないタイプとなります。
汚れやニオイの予防にもなるため、念のためしていただいてもかまいません。
threetone店主松永千晶
threetoneを切り盛りする店主です。隠れ楽天家。うつわや食に関する執筆活動も行っています。撮影はいつも自宅の窓際で。

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