先日、料理家のYuko Margaritaさんのお家に遊びに行った時にいただいたマスカルポーネチーズのセミフレッド。濃厚で冷たくて…たまらなくおいしかった。

セミフレッドは、（semi=半分 freddo＝冷たい）という意味で、イタリアではティラミスくらい、定番のスイーツだそうです。

生クリームで作るのが定番ですが、この日のセミフレッドはマスカルポーネチーズだったのであっさりとしてすこし大人の味。ピスタチオやオレンジピール、キャラメリゼしたナッツの色がきれいで春の雪どけのようだなと思ったり。口に含むとふわっとナッツの香りに包まれます。

作り方はパウンドケーキなどの型に材料を流し込み冷凍庫で固めるだけのシンプルなもの。
冷凍スイーツなので日持ちも良く、毎日少しずつたべるのもいいですね。（もちろん風味は落ちていくので、早めに食べるのがベスト。）

多めに作っておけば、お客さんが来た時にも切って出すだけ。色の濃い食器に合わせるとよく映えます。

濃紺の器はポーランドの食器、ポーリッシュポタリー。花や空や海の色など、きっとその国に広がる風景が描かれているはず。和食器の絵付けとはまた違いますが、とても美しいですね。

アールグレーの柑橘系の香りとの相性もまたすばらしく幸せな食後をたのしめました。レシピを検索するとたくさん出てきたのでみなさんも好みの具材で作ってみてくださいね。

文・写真　松永千晶